ビデオとDVD、この二つの違いはアナログのデジタルの違いだと言えます。
「アナログからデジタルになれば、ダビングした画面も綺麗になるんじゃないだろうか?」
そのように思うことはありませんか。
使うビデオデッキによってダビングの画質が差があるということはあるのでしょうか。
ここでは、ビデオからDVDへダビングする際、使うビデオデッキによって画質に違いがあるかどうかを紹介します。
ビデオからDVDへダビングしても綺麗になるわけではない
ビデオテープからDVDへのダビングを考えるのはなぜでしょうか。
DVDなら情報がデジタルなので再生しても劣化することはありませんし、保存だってしやすいし、
ビデオテープよりも長持ちします。
また、ビデオデッキが生産終了しているため、今後ますます入手困難というのも挙げられるでしょう。
多くの方が保存状況を考えてのことだと思います。
中には「DVDにダビングにしたほうが、画面が綺麗になるのでは?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実はビデオテープからDVDにダビングして必ずしも映像がきれいになるというわけではありません。
現在の最新の機器だから一見画像が綺麗になりそうと思うかもしれませんが、そういうわけでもないのです。
劣化を防ぐという意味でデッキの違いはある
コンビニにあるコピー機について考えてみましょう。
最新の機器だからと言って、コピーされたら原本から劇的に綺麗になったということはありますでしょうか。
コピーは原本が元になっているのですから、基本的には原本が忠実に再現されるだけのことです。
ビデオからDVDへのダビングというのもこれと同じことであって、
保存状態は大きく改善されますが、画質についてはビデオテープの状態が再現されるものだと言えます。
しかし、コピー機であればだいたい原本を忠実に再現してくれますよね^^
ダビングは、録画モードや補正機能に応じて画質が大きく劣化するケースが考えられます。
そのため、画像の劣化をなるべく防ぐという意味で、デッキの違いはあると言えるでしょう。
デッキの違いとは補正機能の違い
ダビングにおける、デッキの違いとは補正機能のことです。
例えばTBC(タイムベースコレクタ)など。
大抵のビデオデッキには標準で装備されていますが、デッキによっては簡易的であったりと、
補正の働きが十分に見込めないケースもあるわけです。
また、DVDと一体型のレコーダーでもこのTBCの働きが弱いケースが見受けられます。
ダビングしたら、画像がやたらと荒くなったという場合、ビデオデッキの補正機能について確認しましょう。
こういった補正機能に強いと言われているのはパナソニックです。
視聴するテレビの大きさが当時と違うというケースも
補正機能が効いていたとしても、視聴するテレビによってはどうしても粗が目立ってしまうというケースもあります。
これはVHSのビデオデッキが盛んだったころと今とでは、テレビの大きさが違うということが考えられます。
今でこそ30インチ・40インチなどのテレビが当たり前のようにありますが、
ビデオデッキが普及していた1990年代のころだとテレビは最大でも20インチくらいのものでしょう。
現在のテレビのサイズに合わせるのであれば、映像が2倍程度拡大表示されるということになります。
もし、大きなテレビに映しているようであれば、ビデオの映像が拡大表示されていないか確認しましょう。
20インチ程度のPCモニタがあれば、そちらに表示してみるという手も考えられます。
どうしてもという場合は業者に頼んでみる
どうしても画質が気になるという場合、試しに業者に頼んでみるのも一考です。
所持しているビデオデッキの性能に思うところがあるのなら、
とりあえず1~2本程度試しにダビングしてもらい、自宅でダビングしてみた場合と
比較してみてはいかがでしょうか。
中でもコスパのいい大手の「ダビングコピー革命」がおすすめです。